ユネスコ世界遺産に登録された昌徳宮(チャンドックン)、宗廟(チョンミョ)、水原華城(スウォン・ファソン)、朝鮮王陵(隆健陵)、この4つの世界文化遺産を一日で満喫するこどができるツアーです。
まず、昌徳宮は、1405年(太宗5年)、正宮である景福宮の離宮として建てられた宮殿であり、第15代王の光海君以降270年間は正宮として使われた。朝鮮王朝時代の宮殿の中で最も原形通りに保存されていて、宮殿のうち13棟はそのまま原形をとどめています。1997年12月にユネスコの世界文化遺産に登録され、その文化的価値を発揮しています。昌徳宮の後苑(フウォン)は、自然と調和のとれた美しさを充分に活かした韓国伝統の造景手法が最もよく保たれています。
宗廟(チョンミョ)は朝鮮時代の歴代の王と王妃の霊牌(神位)を奉った儒教祠堂。宗廟は正殿と永寧殿からなる朝鮮時代の祀廟建築で、現在も儀礼が執り行われている韓国儒教の伝統を最もよく表した儀礼遺産です。その建築的価値などが評価され1995年12月に世界文化遺産に登録されました。
昼食を頂いた後は、水原華城へ移動。水原華城は京畿道水原にある朝鮮時代後期の代表的な城郭です。西側に八達山をはさんで東側の低い丘陵の平地に沿って築城され、全長5,520メートル。蒼竜門、華西門、八達門、長安門などの四大門をはじめと暗門、水門、敵台、空心敦、烽敦、砲楼、将台、角楼、鋪舎など各種の防御施設を備えています。1997年12月に世界文化遺産に登録されました。
最後には正祖大王(イ・サン)と孝懿(ヒョウィ)王后のお墓「健陵(ゴンルン)」と正祖の父上である思悼世子(サドセジャ)と惠慶宮洪氏(ヘギョングンホンシ)のお墓「隆陵(ユンルン)」の合葬陵である「隆健陵」を見学します。隆健陵は史跡第206号として指定された文化財でもあり、2009年6月にユネスコ世界文化遺産にも登録されました。 |