日本とも交流が多かった古代国家百済。その百済の首都であった夫餘と公州の遺跡地、博物館、文化館などを巡るツアーです。百済文化を理解するのに良い機会になるでしょう。ソウルを出発しまずは夫餘へ向かいます。百済歴史再現団地内に建設された百済歴史文化館は出土遺物の展示ではない、百済時代の重要な遺跡や歴史的事実を縮小模型やグラフィックまたは映像で表現しており、観覧客が簡単に理解できるようにした展示空間です。百済の歴史、文化、精神、対外交流など、4つの展示室に分けられており、聖王の私費遷都行列、私費都城、弥勒寺、艇止山祭事遺跡などは縮小模型で再現されていて、金銅大香炉、日本の中の百済遺物、恩山別神祭、武寧王陵などは縮小模型はもちろん映像でも観覧することができます。
次に定林寺址へ。定林寺は百済が夫餘で首都を移した時期に建てられた寺院で、主要建物の配置は中門、五重石塔、金堂、講堂に達する中心軸線が南北の一直線上に置かれています。木造建築物は戦乱で大部分消失したし5重石塔(国宝第9号)だけが残って百済の仏教文化の威容を見せています。また定林寺址博物館があり、創建された当時の姿を模型で展示しています。次は国立夫餘博物館を回ります。 国立夫餘博物館は忠清南道地域の百済時代遺物15,000点余りを所蔵しており、その中で国宝級の文化財など1000点余りが展示されていて、きらびやかだった百済の仏教文化を鑑賞できます。
昼食を頂いた後は、武寧(ムリョン)王陵へ向かいます。百済25代王の武寧王と王妃の合葬陵で、レンガを積んで、陵を成し遂げた形式をしています。盗掘されない状態で発掘され、王と王妃の金冠を初め、総108種類、2,906点に達する百済の遺物が発見され、百済の最も重要な王陵に選ばれました。そして最後に公山城(コンサンソン)を訪問します。公山城は百済の代表的な城郭で夫餘で首都を移す前まで王5代にわたって、64年間首都を守った城郭です。海抜110mの丘に錦江を天恵の要塞として挟み、総長2.5kmで形成されています。ゆっくりと観賞していただいた後、ソウルのピックアップしたホテルまで戻り解散となります。