DMZ第3トンレルツアーはモノレールを利用して第3トンネルの入口まで移動できるツアーです。お年寄りや足の不自由の方におすすめ!
明洞ロッテホテルから出発して1時間ほど北側に向うと、臨津閣(イムジンガク)公園に到着します。臨津閣から先は民間人統制区域となり、そこをさらに進んでいくと、南侵用第3トンネルに到着します。第3トンネルは1978年10月17日に発見され、長さ1635m、高さ2m、幅2m、深さ73mの規模で1時間に軍人3万人が移動できる規模があります。その第3トンネルの中を見学します。その後、DMZ内の都羅(トラ)展望台へと向かいます。都羅展望台からは北朝鮮の建物などを直接見ることができ、その暮らしぶりをうかがい知ることができます。天気の良い日には北朝鮮の都市・開城(ケソン)をも見ることができます。
その後、都羅山(トラサン)駅を見学します。韓国戦争によって分断された京義線は、2000年6月に行われた南北首脳会談での共同声明を受けて、南北連結工事が開始されることになりました。この連結工事の一部区間として、2001年9月30日、ムン山~臨津江(イムジンガン)間が復活開業し、さらに2002年2月12日、民間統制区域内にあたる臨津江~都羅山の運行を開始しました。京義線は、元々ソウルと北朝鮮にある新義州(シニジュ)を結ぶ鉄道路線で、ソウル釜山を結ぶ京釜線と共に半島を縦断する重要路線であったわけです。都羅山駅は韓国側における京義線連結事業の前線基地的な意味合いがあるといえ、統一事業への大きな期待が寄せられている施設でもあります。さらにアメリカのブッシュ大統領が訪れて、世界の注目を浴びることになりました。
臨津閣に到着した後は、昼食(ブルコギ定食)を頂き、臨津閣周辺を自由散策が出来ます。臨津閣は韓半島の統一を祈願するために立てられた観光地で、1972年に建設が進み、軍事境界線から南に7km離れた所に位置しています。そこには、北朝鮮記念館と各種記念碑、公園などがあり、1953年休戦協定を結んだ直後に捕虜の帰還に利用された「自由の橋」、韓国戦争当時破壊された京義線の鉄道などを見ることができます。